第12回「復習は何時やるか」

今日のテーマ

「復習はいつやるか」

例えば、日曜日にレッスンがあり、次のレッスンが1週間後の日曜日にあるとしたら、あなたはいつ復習と予習をしていますか?

研究生の何人かに聞いてみると、人それぞれでした。理由は、日常の生活習慣により、復習時間の取り方が違う為のようです。真面目な人ほど、きちんと予習復習の時間を決めておられる様です。

時間を決めて練習を行う事はいいことです。・・・が、その時間を最大限に生かす為に付け加えるアドバイスとしては、

「レッスン後24時間以内に、一度復習しましょう。」

なぜなら、レッスン後に時間を置いてしまうと、その時に出ていたダメ出しや注意点、変更点を忘れてしまうからです。

私のレッスンでも「それ、先週ダメだって言ったよね。」「あっ、そうでした。」なんて会話がよくあります。これは、その人が復習していないのでは無く、時間が経ってから復習しているので細かいところを忘れているのです。

また、芝居は一人で作るものではないので、相手役や自分に影響を及ぼす役の人が受けているダメ出しも自分の芝居には影響するのです。例えば、相手役の性格が大きく変われば、自分も今までとは違う性格の相手役と会話をする事になるのです。

自分のダメ出しは、台本に書き込む方がおられますが、相手役のダメ出し(自分にも影響するであろうダメ出し)を書いている方はほとんどいません。

ですから、24時間以内に短い時間でもいいので復習する事により、自分以外の人に言っていた注意点も思い出されます。そうすることで、レッスン会場では見えなかったことが、発見出来たりもします。

この復習を一度やっておくと、一ヵ月空いても少し復習するだけで気持ちや動きがよみがえってきます。

私はよく、「今日私のレッスンを受けてから来週次の先生が来るまでは、毎日嫌でも私の顔を思い出してください。」と話しています。それはレッスンの内容を思い出してください。と言う意味です。

頭の中でレッスン内容を思い出す時間が成長を加速させるのです。

今日は、この辺で。

2019年6月1日