第4回「レッスン内容は理解が必要」
今日のテーマは
「レッスン内容は理解が必要」
タレントのレッスンには、様々な内容のものが有ります。タレントや役者は自分の身体と声を使って、表現しなくてはなりません。(レッスンの必要性についてはこちらを)
身体や声を使いこなすには、頭(脳)や心(感情)の動きもコントロールする必要があります。
例えば
発声では、息をどこに入れどこの力を使ってどう出すのか。また、その息を出す時、顔面のどの部分に当て響かすのか。するとどれくらいの音量の声がどの程度まで届かすことが出来るのかなど。理論で教わる事を実際に自分の身体と声を使って行わないと自分のものにはなりません。ところが頭で理解した事を身体で表現するのはなかなか難しいものです。
そこで、各先生方はあの手この手とレッスン内容を考え行っています。中にはゲーム形式で行ったり、内緒話のように静かに、声に意識を集中させて話し、相手役に伝えるコツを教えるなどして、自分の声に興味と責任を持って貰える様に試行錯誤しています。
ここで、大切なのはレッスンを受けている側が、何の為のレッスンなのか、このレッスンが何に役立つのかを充分に理解していないといけないと云うことです。
中には、「今日のレッスンは、ゲームで時間つぶししてたんだわ」と思っている人も居ると聞きます。
『何の為のレッスンか』を理解していない人にとっては、遊びのゲームでしかないでしょうが、時間をつぶすだけなら、高度の事をやれば幾らでも時間は必要になり、時間はあっと言う間に過ぎます。先生の時間つぶしでは無いのです。
先生がもし何の為に行う訓練なのかを説明しない場合は、勇気を持って必ず聞きましょう。大事な時間を意味の無い時間にしないためにも、レッスン内容は理解する必要が有ります。
今日はこの辺で。
お付き合いありがとうございました。